行政書士合格者が今だから暴露する不合格秘話

行政書士試験に不合格になった経験を暴露します。

行政書士試験のテキストを読むと20分で眠くなる|声を出して読み上げることにした

基本テキストも購入して早速勉強しようと取り掛かるも、気持ちとは裏腹にまったく勉強が進まない。書いてあることはわからないし、だた読んでいるだけだと眠くなってくる。

 

忘れていましたが、私は極度の勉強嫌いです。30分も集中力が続かなかったんです。

 

勉強できないなら行政書士試験には合格できないぞ、どうする。と思って思いついたのが、参考書を片っ端から読み上げるということです。目で読むより疲れるし時間がかかりますが仕方ありません。勉強が進まないよりはマシです。

 

同時に、参考書を読み終えた後、復習するときに参考書を開くことができるのか?と思ったんです。多分、一度読み終わったら参考書は二度と開かないと確信していました。ですが、勉強の基本は参考書の読み込みです。何度も読まなければ記憶に定着させることは不可能です。

 

参考書を読み上げた後も、参考書を開くにはどうしたらいいか。考えた末に、録音して音声データにしてしまおうと思いついたのです。イヤホンを突っ込んで再生ボタンを押すだけなら何回でも勉強できる。参考書を開かなくても勉強できるぞと思ったのです。

 

これが、今の私が推しているリスニング学習につながります。

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実際当時は本屋に行政書士試験の参考書CDが売られていたのです。学習効果がなければ、こんな教材売られるわけがないと思ったのも、録音しようと思った決め手になりました。

 

私は教員をしていた時、教科書をただ読むだけでなく授業をするように読んでいたのです。そうすると内容がよく理解できたからです。この経験を行政書士試験の勉強にも取り入れようとしました。

 

法律を勉強したことが無く理系畑で過ごしてきました。絶対に授業をするように読み上げるなんて不可能だと思っていました。なので一回目はただ読み上げるようにして、内容を頭に入れた後に授業をするように読み上げて録音しようと思ったのです。

 

しかし、勢いで買った参考書は前提知識が省かれていることも多く。1回目読み終わっても内容があまり頭に入りませんでした。2回目は授業をするように録音しようと思っていましたが、結局1回目と同じような内容になってしまいました。それでも初めてだからこんなものだろうと思って勉強を続けたのです。

 

今すべきことはいかに参考書の内容を覚えるかが課題でした。30分も集中できない私にとってリスニング学習はとても画期的でした。暇な時間にイヤホンを耳に突っ込み再生ボタンを押す。これだけで勉強ができたからです。

 

しかし、授業するように録音できなかったのはかなりの痛手です。私が考えていた目論見が外れたからです。しっかり参考書選びをしていれば起こらなかった問題です。

 

若干モヤモヤを抱えながらも1ヶ月で4回は音声を聞くことができました。

あまり内容が頭に入らないのだけが気がかりでした。録音方法が間違っていたのではないか、そんな不安がずっと付きまとっていたのです。

 

その原因は聞き流していたからだと後から気づきました。また、録音方法も間違っていました。1回目は良かったとしても、2回目は意地でも書き言葉を話し言葉に変えるべきでした。目で見る情報と耳から得る情報は形を変えないとすんなり頭には入らないのだと後からわかったのでした。